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産後、自宅の環境をどのように整える?ママと赤ちゃんが快適に過ごすためのポイント

作成者: KIDSKI STYLE編集部|2024/8/26

 

※写真はイメージ(gettyimages/Sasiistock)

産後、自宅の環境をどのように整えたらいいか悩んでいるママやパパもいるでしょう。産後の生活は、ママと赤ちゃんにとって大きな変化を伴います。快適で安全な自宅の環境を整えることは、ママの体の早期回復と赤ちゃんの健やかな成長につながります。特に、出産後約1カ月間の産褥期は、ママの体に大きな変化があるため、赤ちゃんのお世話だけでなく、ママの体にも配慮した環境づくりが必要です。この記事では、産後の自宅環境を整えるためのポイントを紹介します。

産後の自宅環境でチェックしたいポイント

赤ちゃんとの生活をスムーズにスタートできるよう、産後の自宅環境についてチェックしたいポイントを見てみましょう。

①赤ちゃんのための快適な環境づくり

赤ちゃんの「快適さ」と「安全性」を最優先にして、自宅の環境づくりをします。

□ベビーベッドの設置場所を決める

ベビーベッドの設置場所を決めるときのポイントは、以下の2つです。

・赤ちゃんの窒息を防止する

・空調などの風が直接当たらない

そのため、ベビーベッドは窓やカーテンから離れた安定した場所に設置します。赤ちゃんがうつぶせになったときの窒息を防止するため、マットレスなどの寝具は硬めのものを選びましょう。ベッド周りにはクッションやぬいぐるみを置かないようにします。

また、赤ちゃんは体温調節が苦手です。エアコンや扇風機の風が赤ちゃんに直接当たらない場所を選ぶようにしましょう。

□授乳する場所を決める

授乳する場所は、出産後のママや赤ちゃんの状況によります。ママの体調によって床に座れない、赤ちゃんの授乳体勢が上手くできないなどのことが考えられます。

そのため、授乳する場所は何カ所か候補を見つけておきましょう。その場所には、高さや角度を調節できるようクッションや椅子を用意しておきます。夜間に授乳する場所には、小さなライトを置くと便利です。

母乳育児の場合には、授乳しやすい体勢にできるようクッションを複数用意しておくとよいでしょう。

ミルクの場合には、お湯、哺乳瓶、ミルク、消毒グッズをまとめておいて、すぐにミルクが作れるようにしておくと便利です。

□おむつ替えをする場所を決める

おむつ替えをする場所は、家庭によってさまざまなようです。家の中でどこでもおむつ替えができるようおむつ替え用のシートを準備するママや自宅におむつ交換台を設置するママもいるようです。

新生児~生後1カ月頃の赤ちゃんは排泄の回数が多く、2~3時間に1回を目安におむつ替えをする必要があります。おむつやおしり拭きなどおむつ替えに必要なものが、すぐに取り出せる場所を確保しておきましょう。

②ママのための快適な環境づくり

※写真はイメージ(gettyimages/Sasiistock)

出産後約1カ月間の産褥期は、妊娠前の体に戻ろうと女性の体に大きな変化が起こる時期です。無理して家事などはせず、赤ちゃんのお世話と自分の体のケアに専念しましょう。

産褥期のママをケアする必要性

産褥期といわれる出産後約1カ月期間、女性の体には子宮の回復やホルモンバランスの変化などが起こり、妊娠前の体の状態に戻るための大切な時期です。

産褥期に無理をすると、ママの体や心に長期的な影響が発生する可能性があります。そのため、産褥期のママがしっかり体を休めることのできる自宅の環境が必要です。

□ママの休息スペースを準備する

ママがゆっくり休める場所を確保します。快適なベッドやソファ、リクライニングチェアを用意しましょう。ママの体の状況によっては、骨盤ケアグッズやドーナツクッションなども置いておくと体のケアもできるかもしれませんね。

□ストレス軽減グッズを準備する

アロマグッズやママの好きな音楽、本など、リラックスできるアイテムを取り揃えます。

新生児の昼夜問わずの授乳で寝不足のママも多い時期といえます。安眠グッズもあるとママのストレス軽減につながるかもしれません。

③衛生管理を徹底する

※写真はイメージ(gettyimages/Sasiistock)

ママと赤ちゃんの健康を守るため、清潔な環境を保つことが重要です。

□部屋の掃除をする

部屋をこまめに掃除し、特にキッチンとバスルームなどの水回りを清潔に保ちましょう。ただし、産褥期に無理して掃除をすることは、ママの体にとってよくありません。家族に協力してもらったり、自治体が行っている子育てサポートをうまく活用するとよいでしょう。

また、出産を機にロボット掃除機を購入するママもいるようです。

□手洗い・消毒グッズを準備する

赤ちゃんを抱っこするときや授乳するときなどに備えて、手洗い・消毒を徹底しましょう。産後に祖父母などの訪問がある場合、自宅を訪問した人にも手洗い・消毒を徹底してもらいましょう。出産後、外出が難しくなるケースもありますので、手洗い・消毒グッズは多めに準備しておきましょう。

ママと赤ちゃんのサポート体制を確立する

※写真はイメージ(gettyimages/Sasiistock)

家族や周囲の人、自治体のサポートを得ることは、産後の生活をスムーズにする鍵といえます。ママと赤ちゃんを支えるさまざまなサポートの情報を収集して、どのように利用するのか検討しておきましょう。

①里帰り出産をするかしないか

出産に伴い、里帰りをして出産を検討するママは多いでしょう。

里帰り出産をする場合、実家で家事や赤ちゃんのお世話をサポートをしてもらえます。そのため、ママが休息を取って体を回復させたり、育児の悩みを相談することができるでしょう。

実家に里帰りをする場合の注意点は、パパの育児参加が遅くなることです。里帰り出産をする予定がある場合、事前にパパがどうやって赤ちゃんと関わるかを夫婦で検討する必要があるでしょう。

②自治体の子育てサポートを調べておく

家族やママ友だけでなく、各自治体ではさまざまな子育てサポートを行っています。事前に自治体が行っている子育てサポートに関して情報収集をしておくと、何かあったときに安心です。

自治体が行っている子育てサポートには、保育所や経済的な支援はもちろん、子どもを一時的に預かってほしい場合のファミリーサポートセンターや、子育て中の親子が気軽に集まって情報交換ができる子育て支援センターなどがあります。

③民間の子育てサポートを調べておく

ママと赤ちゃんをサポートするためのさまざまな民間のサービスもあります。民間のサービスには、ファミリーサポートセンターのような子どもを一時的に預かってくれるサービスはもちろん、ママをケアするためのサービスも増えてきています。

心身ともに不安定になりやすい産後の女性をサポートする産後ケアリストや、産後のママに寄り添い、状況に応じたサポートをする産後ドゥーラなどがあります。

また、母乳育児で悩んでいるママに向けて、母乳育児が軌道に乗るようサポートしてくれる助産師のサポートもあるようです。

④緊急の連絡先リストをまとめておく

緊急時にすぐ連絡できるように、医師や助産師をはじめ、上記の自治体や民間のサービスの連絡先もリストにまとめておきましょう。

赤ちゃんとの生活をイメージして自宅の環境を見直そう

今回の記事では、出産後の自宅の環境をどのように整えるかをご紹介しました。出産後の自宅の環境を整えることは、赤ちゃんとの生活を快適にスタートさせるために重要です。

産後に自宅の環境を整える際には、赤ちゃんの「快適さ」と「安全性」を最優先に整えましょう。また同時にママの体を回復させられる環境づくりが大切です。

産褥期にママが無理をしないよう、里帰り出産や自治体のサポートなどを利用することも検討してみましょう。

出産後、ママと赤ちゃんが快適に過ごせる自宅の環境づくりのために、この記事のチェックポイントをぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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