自分自身の家事・育児、配偶者の家事・育児についてどう感じていますか?十分にできている、あまりできていないなど日頃さまざまなことを感じている保護者の方もいるでしょう。
今回の記事では、KIDSKI STYLEが107名に行った「夫婦の違いアンケート」の結果をもとに、家事・育児に使っている時間、お互いの気持ちの理解、配偶者の改善してほしいところなどについてご紹介します。
日頃、本当はパートナーに自主的にやってほしいと思うことはありますか?KIDSKI STYLEでは、「本当はパートナーに自主的にやってほしいことは?(複数回答)」という街頭調査を行いました。
女性の回答は「家事の分担」「育児の役割分担」「家族時間の確保」「お互いの心身のケア」「時間やプライベートの確保」「金銭面の管理と計画」というすべての選択肢に多くの回答が寄せられる結果となりました。
一方、男性の回答は、「お互いの心身のケア」「時間やプライベートの確保」の2つに多くの回答が寄せられています。
日頃の自分の家事・育児、配偶者の家事・育児について、お互いどのように感じているのか具体的に見ていきましょう。
まずは、自分が家事を十分にこなしているか、育児に十分な時間を使っているかを聞いてみました。
一つ目の質問として、自分自身が家事を十分にこなしているかどうかを聞いてみました。
全体の結果を見てみると、「3.どちらともいえない」が33.6%ともっとも多く、続いて「4.どちらかというとそう思う」(26.2%)、「5.かなりそう思う」(22.4%)となりました。
男女別に回答を見てみましょう。女性の回答では、「3.どちらともいえない」が38.5%と最も多い結果となりました。ただ、「4.どちらかというとそう思う」「5.かなりそう思う」を合わせると44.9%となり、4割超の女性は家事を十分にこなしていると感じているようです。
男性の結果を見てみると、「4.どちらかというとそう思う」「5.かなりそう思う」を合わせて58.6%となり、約6割の男性が十分に家事をこなしていると感じているようです。
【全体】
次に、自分自身の育児に使っている時間について聞いてみました。
全体の結果を見てみると、「3.どちらともいえない」「4.どちらかというとそう思う」「5.かなりそう思う」と回答した方がそれぞれ約3割いました。「2.どちらかというとそう思わない」が8.4%、「1.まったくそう思わない」が3.7%でしたので、育児にあまり時間を使っていないと感じている人は少ないようです。
男女別の回答結果を見てみましょう。女性は「4.どちらかというとそう思う」と「5.かなりそう思う」を合わせて65.4%の方が、時間を使っていると肯定的な回答をしています。
一方、男性は「4.どちらかというとそう思う」と「5.かなりそう思う」を合わせると41.4%となり、肯定的な回答が女性と比べると約25%少ない結果となりました。
【全体】
配偶者の気持ちを理解していると思うかを聞いてみました。全体の回答を見ると、「3.どちらともいえない」がもっとも多く、それ以外の回答は10%台にとどまっています。理解していない部分もあると感じている方が多いようです。
配偶者の気持ちへの理解について女性の回答を見ると、全体の回答と同様に「3.どちらともいえない」が48.7%ともっとも多くなりました。また、「2.どちらかというとそう思わない」が20.5%、「1.まったくそう思わない」が6.4%と、約4人に1人が配偶者の気持ちを理解できていないと感じているようです。
一方、男性の回答を見ると「4.どちらかというとそう思う」が24.1%、「5.かなりそう思う」が17.2%、合わせて41.3%が配偶者の気持ちへの理解について肯定的な回答をしているようです。
【全体】
先ほどは、自分自身の家事に関する回答をご紹介しましたが、ここから配偶者の家事・育児などに関する回答結果を見てみましょう。
配偶者が家事を十分にこなしていると思うかを聞いてみました。全体の回答を見ると、「4.どちらかというとそう思う」「5.かなりそう思う」を合わせて47.7%となりました。配偶者の家事について、約半数の方が肯定的な回答をしているようです。
配偶者の家事について、女性の回答を見ると「4.どちらかというとそう思う」「5.かなりそう思う」を合わせて37.1%と、全体の回答よりも肯定的な回答が少ない結果となりました。
一方、男性の結果を見ると「4.どちらかというとそう思う」「5.かなりそう思う」を合わせると75.9%となり、配偶者が家事をこなしているという肯定的な回答が圧倒的に多くなりました。就業時間など家庭の事情が影響しているのかもしれませんね。
【全体】
【男女別】
配偶者について育児に十分な時間を使っていると思うかを聞いてみました。
全体の回答としては、「3.どちらともいえない」がもっとも多く31.8%となりました。続いて「5.かなりそう思う」(30.8%)、「4.どちらかというとそう思う」(17.8%)という結果になっています。
配偶者の育児について、女性の回答を見ると「4.どちらかというとそう思う」「5.かなりそう思う」を合わせて35.9%となりました。先ほどの家事の回答結果と同様に、育児も十分に時間を使っていないと感じている方が多いようです。
男性の結果も見てみましょう。「4.どちらかというとそう思う」「5.かなりそう思う」を合わせると、なんと82.8%となりました。男女の差は46.9ポイントに及びます。育児についても、就業時間などの事情が関係していそうですね。
【全体】
先ほどは自分自身が配偶者の気持ちを理解しているか聞いてみましたが、ここからは配偶者が自分自身の気持ちを理解しているかどうかを聞いてみました。
こちらの質問について、全体、女性、男女のいずれも約半数の方が「3.どちらともいえない」と回答しています。理解してくれている部分もあれば、そうでないと感じる部分もあるかもしれませんね。
【全体】
現在の家庭生活で、配偶者に改善してほしいことはどのようなことか聞いてみました。もっとも多い回答は「清潔感・衛生観念」(27.1%)となりました。そのほかの回答は「金銭感覚」(24.3%)、「子どものしつけ方」(20.6%)、「気持ちへの配慮」(18.7%)と続いています。清潔感や金銭感覚などは、生活を送るうえで重要な要素かもしれませんね。
また、それ以外にも「コミュニケーションの取り方」(17.8%)、「コミュニケーションの量」(16.8%)などコミュニケーションに関して改善してほしいという意見もあるようです。
配偶者に改善してほしい具体的なポイントについて聞いてみました。それぞれ詳しく見てみましょう。
回答結果としてもっとも多かった「清潔感・衛生観念」については、「ニオイ」「清潔の定義」「トイレ」といった意見がありました。続いて多かった「金銭感覚」については、「お金遣い」「収入が不安」「資産形成を意識してほしい」といった意見がありました。
また、子どものことについては、「怒らない育児やめて欲しい」「子どものリズムに合わせた生活にして欲しい」「ワンオペ経験してほしい」「子どものアレルギー対応」「単に育てるだけでなく教育に熱心に向き合って欲しい」など育児全般に関するさまざまな意見がありました。
「家族とコミュニケーションとってほしい」「お互いメンタルケアを意識してほしい」「報連相の充実」など、コミュニケーションに関する意見も多く見られました。
配偶者との関係をより良くするためにどのようなことが必要か聞いてみました。特に目立った回答は「コミュニケーション」に関することでした。具体的には、「思いやり、譲り合い」「気遣い」「愛情表現」「会話や価値観の擦り合わせ」といった意見がありました。
続いて多かったのは、「夫婦の時間」「1人の時間」といった時間に関する回答でした。
配偶者への満足度を100点満点で示してもらったところ、もっとも多かったのは「100点」(15%)でした。続いて「90点」(11.2%)「80点」(9.3%)となっており、配偶者へ高い評価を寄せている方が多いことがわかります。
今回の記事では、KIDSKI STYLEが107名に行った「夫婦の違いアンケート」の結果をもとに、家事・育児に使っている時間、お互いの気持ちの理解、配偶者の改善してほしいところなどについてご紹介しました。
男女で回答に差があるもの、ないものそれぞれありました。配偶者とのより良い関係性を築くためには「夫婦の時間」と「コミュニケーション」を取ってお互いの心身をケアしたり、「1人で過ごす時間」が大切だと考えている方が多いようです。
家事や育児についてさまざまなコミュニケーションを取って、配偶者とより良い関係を築けるといいですね。
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