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「家事分担とキッチン・収納の工夫」——子育て世代のリアルな本音座談会

作成者: KIDSKI STYLE編集部|2025/8/21



 

毎日の家事や子育てに追われる中で、「もっと効率的に回したい」「家事の負担を減らしたい」と感じている方は多いでしょう。特に子育て世帯では、夫との家事分担の不満や、調理・掃除・洗濯といった終わりのない作業が大きな負担になってしまうこともあるかもしれません。

そこで今回の記事では、実際に小さな子どもを育てるママたちと住宅設備のプロが集まり、「家事分担」「時短家電」「キッチン・収納の工夫」について本音で語り合った座談会をレポートします。事前アンケートで見えた家事の困りごとや、便利家電活用法、間取り改善のヒント、さらに営業されない住宅展示場の活用法まで、日々の暮らしをラクにする実践的アイデアをお届けします。

 

夫との家事分担、現状と悩み

子育てと家事の両立は、夫婦間の分担によって負担感が大きく変わります。しかし現実には、事前アンケートの結果から、夫婦や家族で協力し合うことが理想としつつも実現には難しい状況が見えてきました。また今回の座談会では、ママたちの家事分担に関するリアルなエピソードが飛び出しました。

ここからは事前アンケートの結果とともに座談会で上がった話を見ていきましょう。

 

Aさん

「半年ほど前から“もう見てられない!”と私がすべてやる生活に切り替わりました。主人も辛いとは思いますが、洗濯や手洗い物など、やったことがないせいか中途半端になることが多くて…。『そうじゃない』って思うこともあります」

 

Bさん

「うちはワンオペ状態が多いです。離乳食の時期は哺乳瓶や食器でシンクがいっぱいになって大変。今は子どもの食器も大きくなって、やっぱりシンクは常に満杯。そこで夏休みに“お手伝い1回100円”のボーナスチャレンジを始めたら、1日200〜300円稼いでくれる日もあって助かっています」

 

 

子どもの年齢と家事の変化

子どもが成長するにつれて、家庭での家事のかたちは少しずつ変わっていきます。小学生以上になると、親がすべてをやるのではなく「自分でやらせる」方向へとシフトする家庭も増えてきます。しかし、男の子の場合は食事を抜いてしまうこともあり、日常生活の中でどう生活力を身につけさせるかが課題として挙がりました。一方で、女の子は自分で簡単な料理を作り始めるケースもあり、家事を通じて自立心が育まれていく様子も見られます。こうした年齢や性別による家事の関わり方の違いは、家庭内でのサポート方法や役割分担を考えるうえで大きなポイントになっています。

 

キッチンの理想と現実

特に負担に感じている【料理関連】の家事はどれですか?

(複数選択可、n:80件)

回答内容

件数(割合)

  献立を考える

 58(72.5%)

食器洗い・片付け

54(67.5)

食材の買い出し

40(50%)

調理作業

38(47.5%)

特に無し

0(0%)

その他

4(5.2%)

上記の【料理関連】で選んだ家事が負担に感じる理由を教えてください

(複数選択可、n:80件)

 

回答内容

件数(割合)

時間がかかる

45(56.3%)

体力的にきつい

19(23.8%)

毎日繰り返しで疲れる

60(75%)

子どもが邪魔をして進まない

25(31.3%)

やり方がわからない・苦手

14(17.5%)

一人で全部やるのが大変

37(46.3%)

完璧にやりたいプレッシャー

17(21.3%)

その他

5(6.5%)

 

最も票数が集まった「毎日の繰り返しで疲れる」という回答について、改善のための専門家によるアドバイスをいただきました。
以下で、アドバイスをそれぞれ詳しくご紹介します。



 

 

キッチン動線の重要性

参加者からは、冷蔵庫と電子レンジがキッチンの端と端にあり、調理中に何度も往復しなければならないといった動線の長さ(間取り)に関する不満が挙がりました。

また、コンロやシンクの位置関係によっては、調理中に子どもの様子が見えにくくなる配置もあり、安全面や家事の効率を損なう要因になっていることが分かりました。

 

プロからのアドバイス

住宅設備の専門家からは、調理や片付けの効率を高めるためには「U字型」や「L字型」といった動線の短いキッチンレイアウトが有効だと提案がありました。さらに、作業台の高さは「身長÷2+5cm」を目安に設定すると腰や肩への負担が軽減され、長時間の作業も快適になるそうです。

また、タッチレス水栓や大型シンクの導入は、手がふさがっていてもスムーズに水が使えるほか、大きな鍋や調理器具も洗いやすく、時短や効率化に直結します。このような工夫を取り入れることで、日々のキッチン作業が格段にラクになるようです。

 

便利家電の活用術(洗濯編)

家事の時短や効率化を叶えるうえで、便利家電の存在はとても重要です。座談会でも、実際に使っている家電のメリットや、導入後に生活がどう変わったかについて、リアルな声が多く寄せられました。

 

 

特に負担に感じている【洗濯関連】の家事はどれですか?

(複数選択可、n:80件)

 

回答内容

件数(割合)

洗濯機を回す

3(3.8%)

洗濯物を干す・取り込む

30(37.5%)

洗濯物を畳む・収納する

43(53.8%)

アイロンがけ

27(33.8%)

仕分け・シミ抜き

27(33.8%)

特に無し

6(7.5%)

その他

2(2.6%)

 

上記の【洗濯関連】で選んだ家事が負担に感じる理由を教えてください

(複数選択可、n:80件)

 

回答内容

件数(割合)

時間がかかる

41(51.2%)

体力的にきつい

8(10%)

毎日繰り返しで疲れる

40(50%)

子どもが邪魔をして進まない

12(15%)

やり方がわからない・苦手

7(8.8%)

一人で全部やるのが大変

20(25%)

完璧にやりたいプレッシャー

5(6.3%)

時間がかかる, 毎日繰り返しで疲れる, 一人で全部やるのが大変

2(2.5%)

特に無し

1(1.3%)

その他

4(5.2%)

 


洗濯関連に関しては「時間がかかる」(51.2%)や「毎日繰り返しで疲れる」(50%)といった“終わりがない作業”への負担感が圧倒的に大きいことがわかります。

さらに「一人で全部やるのが大変」(25%)や「子どもが邪魔して進まない」(15%)など、家族状況や分担の問題も重なっている様子です。つまり、単に作業量の多さだけでなく、“繰り返し・時間・孤独な負担”の三重苦が洗濯の大きなストレス要因になっているといえそうですね。 

 

ドラム式洗濯乾燥機

ドラム型式洗濯乾燥機については、以下のような声が聞かれました。

 

  • 「夜遅く帰ってきた子のユニフォームも翌朝には乾いている」
  • 「日光信者だったけど、もう戻れない」

 

洗濯から乾燥まで自動で完了する便利さが高く評価されていました。天候や時間帯に左右されず、すぐに着られる状態になることが大きな魅力です。

 

便利家電の活用術(キッチン編)

 

 

食洗機

食洗機については、以下のような声が聞かれました。

 

  • 「夜セットして朝には乾燥まで完了」
  • 「パパにも任せやすくなる」

 

家事分担のしやすさや手間の軽減効果が支持されているようです。就寝中に稼働させることで、朝の時間がより有効に使えるようになるとの声もありました。

 

自動調理家電

自動調理鍋については、以下のような声が聞かれました。

 

  • 「予約調理のスープで野菜を“バレず”に食べさせられる」

 

調理の手間を減らしながら、家族の栄養バランスも整えられる点が好評でした。特に忙しい平日には、帰宅後すぐに温かい料理が出せる利便性が重宝されているようです。



便利家電の活用術(掃除編)

特に負担に感じている【掃除関連】の家事はどれですか?

(複数選択可、n:80件)

 

回答内容

件数(割合)

部屋の片付け

43(53.8%)

整理整頓

38(47.5%)

掃除機がけ・床拭き

33(41.3%)

水回りの掃除(キッチン・お風呂)

58(72.5%)

窓拭き・細かい拭き掃除

46(57.5%)

玄関・ベランダ掃除

35(43.8%)

特に無し

1(1.3%)

 

上記の【掃除関連】で選んだ家事が負担に感じる理由を教えてください

(複数選択可、n:80件)

 

回答内容

件数(割合)

時間がかかる

47(58.8%)

体力的にきつい

27(33.8%)

毎日繰り返しで疲れる

33(41.3%)

子どもが邪魔をして進まない

30(37.5%)

やり方がわからない・苦手

27(33.8%)

一人で全部やるのが大変

39(48.8%)

完璧にやりたいプレッシャー

12(15%)

その他

5(6.3%)

 

掃除に関する負担として最も多いのは「時間がかかる」(58.8%)で、終わりのない作業に追われるしんどさが浮き彫りになっています。さらに「一人で全部やるのが大変」(48.8%)や「毎日繰り返しで疲れる」(41.3%)といった声も多く、分担できないことや無力感が大きな要因となっています。

負担を感じる掃除の具体例では「水回りの掃除」(72.5%)が圧倒的に多く、次いで「窓拭き・細かい拭き掃除」(57.5%)や「部屋の片付け」(53.8%)が続きます。

全体を通して、手間がかかるうえにすぐに元通りになってしまう作業が、掃除の大きなストレス源になっていることがわかります。

 

ロボット掃除機

ロボット掃除機については、以下のような声が聞かれました。

「外出中に床がきれいになる」

「動かすために床置きを減らす習慣がついた」

掃除を自動化できるだけでなく、家の片付け習慣が自然に身につく副次的な効果も語られていました。日々の掃除負担を軽くし、時間の余裕を生む存在として活躍しています。

 

プロに聞く「収納と間取り」の工夫

日々の暮らしをスムーズにするには、収納の位置や高さ、間取りの工夫が欠かせません。座談会では、子どもの成長や生活スタイルの変化に合わせて収納を見直すアイデアや、プロならではの知識が数多く共有されました。

 

 

子どもの成長に合わせた収納の高さ調整

年齢や身長に応じて棚やハンガーの高さを変えることで、子どもが自分で物を出し入れしやすくなります。自立心を育てながら片付け習慣を身につけるきっかけにもなるようです。

 

習い事バッグやランドセルは玄関近くに収納

帰宅後すぐに片付けられるよう、玄関脇に専用の収納スペースを設けることで、リビングへの持ち込みを防ぎ、部屋を散らかさない効果があるとの声が聞かれました。

 

モデルハウス見学で収納アイデアを盗む

実際の収納事例を見られるモデルハウスは、新築検討者だけでなく、今の家を改善したい人にも参考になります。使いやすい動線や収納の配置を体感できる貴重な機会となるようです。

 

プロの豆知識:「36cmの法則」

多くの物が収まる棚間隔として、36cmは黄金比ともいえる寸法のようです。箱物やファイル、衣類収納など幅広い用途に対応でき、限られたスペースを有効活用できるといわれています。

 

展示場見学のハードルと活用法

 

住宅展示場は最新の住宅設備や収納アイデアを一度に体感できる貴重な場所ですが、「営業されるのが苦手で入りづらい」という声も少なくありません。こうした心理的ハードルを下げるため、主催側では“営業されない自由見学”が出来るを設けています。

この自由見学デイに行くと、担当者からの声かけやアンケート記入がなく、複数のモデルハウスを自由に見学できます。家事動線の工夫や収納レイアウト、最新の設備などを、自分のペースでじっくりチェックできるため、新築やリフォームを検討していない人でも、今の暮らしを改善するヒントを得る場として活用できます。

 

 

参加者の感想

座談会を終えた後、参加者からは以下のような前向きな感想が数多く寄せられました。

 

  • 「プロや他のママの話が参考になった。今日から少し片付けを頑張れそう」
  • 「高さ調整や動線改善など、自宅でもできる工夫があると知った」
  • 「モデルハウスは敷居が高いと思っていたが、もっと気軽に行けると分かった」

 

日常生活にすぐ取り入れられる具体的なヒントを得られたことがうかがえます。家事や収納の工夫はもちろん、住宅展示場の新たな活用方法に気づくきっかけにもなったようです。

 

 

【まとめ】住宅展示場は暮らし改善のヒントが詰まった場所

今回の記事では、実際に小さな子どもを育てるママたちと住宅設備のプロが集まり、「家事分担」「時短家電」「キッチン・収納の工夫」について本音で語り合った座談会をご紹介しました。

家事の負担は、ドラム式洗濯乾燥機や食洗機、ロボット掃除機などの便利家電を活用することで、日々の作業時間を大幅に短縮することができるでしょう。また、収納の高さ調整や間取りの見直し、動線の改善といった工夫を取り入れれば、家事効率は格段に向上します。

このようなアイデアは、新築やリフォームを考えていない家庭でも活用可能です。住宅展示場は最新の住宅設備や収納事例を一度に見られる場所であり、「営業されない自由見学日」を利用すれば、気軽に暮らし改善のヒントを得られます。

日々の負担を少しでも減らし、より快適な住まい方を見つけるために、こうした機会を上手に活用してみてはいかがでしょうか。



「営業されたくない!」「アンケートの記入はしたくない!」でも、「モデルハウスを見てみたい!」そんな方には「自由見学デイ」がおすすめ!

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