※写真はイメージ(gettyimages/Sasiistock)
子どもに料理のお手伝いをさせてみたい、子どもと一緒に料理を楽しみたいと考えているママやパパもいるのではないでしょうか?子どもと一緒に料理をすることで、親子のコミュニケーションや食育につながるというメリットもあるようです。今回の記事では、子どもに料理のお手伝いをさせることによるメリットやおすすめのレシピなどをご紹介します。
子どもに料理のお手伝いをさせることで得られるメリットはたくさんあります。主な4つのメリットをご紹介します。
子どもに料理のお手伝いをさせることの1つ目のメリットは、親子のコミュニケーションにつながるという点です。子どもと一緒に料理をする際には、食材のことや味つけのことなどさまざまなことについて会話することでしょう。子どもにどんなお手伝いをやってみたいか、どんなお手伝いが好きかなどを聞くのもいいかもしれません。
子どもに料理のお手伝いをさせることの2つ目のメリットは、食育につながるという点です。食育とは、政府広報オンラインのホームページによると、さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と栄養バランスの良い「食」を選択する力を身につけ、健全な食生活を実践する力を育むことをいうようです。
料理のお手伝いでは、季節や住んでいる地域の食材に触れたり、食事のときのマナーを学ぶことができます。まだおしゃべりができない年齢の子どもであっても、さまざまなことを伝えてみましょう。
出典:「『食べる力』=『生きる力』を育む 食育 実践の環(わ)を広げよう」/政府広報オンライン
子どもに料理のお手伝いをさせることの3つ目のメリットは、手指の発達につながるという点です。料理のお手伝いにおいて、手でちぎったり、こねたり、道具を使って食材をつぶしたり、混ぜるなど、手指をたくさん使う機会があります。幼児期に手指をたくさん使うことで、脳の発達につながるといわれています。
料理のお手伝いを通じて、子どもにたくさん手指を使う機会を提供してあげましょう。
子どもに料理のお手伝いをさせることの4つ目のメリットは、五感の発達につながるという点です。料理をするときには、食材を見たり触ったり、焼く・煮る音を聴いたり、香りをかいだり味見をしたり、五感をフル活用します。
子どもに危険がないように配慮しながら、五感を刺激しながら親子料理を楽しみましょう。
ここまで子どもに料理のお手伝いをすることの4つのメリットについてご紹介しました。ママやパパのなかには、料理のお手伝いをさせてみたいけど、危険ではないか、どのようにお手伝いを進めたらいいのかわからないと悩んでいる方もいるでしょう。
ここからは、子どもと一緒に料理するときに知っておきたいポイントについてご紹介します。
キッチンには包丁などの刃物やコンロの火など、子どもにとって危険なものがたくさんある場所です。そのため、料理のお手伝いをはじめる前に、キッチンで起きうる危険なことを子どもに伝えておきましょう。特に、コンロや湯沸かしポットなどでのやけどに注意しましょう。また、キッチンに子ども1人にせず、大人も子どもと一緒にキッチンで作業をするようにします。
お手伝いをお願いする際に、まずはママやパパがそのお手伝いの見本を見せてあげましょう。例えば、ピーラーで皮むきをするなら、ママやパパがピーラーを実際に使って見せてあげます。餃子の具を皮に包むお手伝いなら、一度ママやパパが皮に包んでみます。ママやパパが楽しそうに料理している姿を見たら、子どもの「やってみたい!」という気持ちを引き出すことができるかもしれません。
子どものお手伝いに対するやる気アップのために、子どもが使いやすい調理器具を揃えておきましょう。子どもの小さい手でも扱いやすい子ども用調理器具も販売されているようです。調理器具と一緒に、エプロンや三角巾もあると衛生面でも安心してお手伝いをしてもらえるかもしれません。
子どもが5歳以上であれば、子ども用包丁もあるとお手伝いの幅が広がるでしょう。
ここからは、子どもと一緒にチャレンジしてみたいおすすめレシピをご紹介します。簡単レシピや手指をたくさん使うお手伝いもありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
食物アレルギーがある場合は、レシピで使われている食材にご注意ください。
なお、それぞれのレシピの中に記載されている年齢はあくまで目安です。子どもの様子を見ながら進めてみてください。
子どもにお手伝いさせるポイントは「混ぜる」です。ボウルに入れた材料を泡立て器で混ぜてもらいましょう。子どもが小学生であれば、ホットプレートを使って一緒に焼くのも楽しいかもしれません。
なお、簡単に作れるようホットケーキミックスを使用したレシピをご紹介していますが、食育としてどんな材料からできているのかを子どもに伝えたい場合は、小麦粉・ベーキングパウダー・砂糖を使用しましょう。
小さい子どもと一緒に作る場合は、俵型や丸形のおにぎりが作りやすいでしょう。5歳以上の子どもであれば、三角形のおにぎりにもチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
おでかけのときに、子どもと一緒に作ったおにぎりを持って行けば、親子のさまざまなコミュニケーションにつながるでしょう。
上記の材料以外にも、バターを塗ると風味がアップするかもしれません。さまざまな具材や調味料の中で、どのような組み合わせが美味しかったかなど家族の会話も弾みそうですね。
作り終えて味が足りない場合は、塩で調整しましょう。マッシャーでじゃがいもをつぶすお手伝いはそれなりに力が必要になるため、子どもの年齢によってはママやパパがサポートしてあげましょう。
ポテトサラダに季節の野菜を入れると、食育にもつながりそうですね。
餃子は具材を混ぜたり、具を皮で包むなどのさまざまな手指の動きが必要なだけでなく、数種類の調味料を計量する必要もあります。
道具を使える、数の概念の理解が進んでいる年齢の子どもにとって、さまざまな機会を提供することのできるレシピといえるでしょう。
具を皮で包む場合は、親が見本を見せて注意点を伝えておくとよいでしょう。
にんじんとじゃがいもを、ハートや星など子どもの好きな形に型抜きしましょう。加熱する前の野菜がどれくらい硬いのかを学ぶことができます。子どもが小学生の場合は、親子で一緒に具材を炒めてみましょう。
4〜5歳以降の子どもであれば、ピーラーを使って皮むきのお手伝いもお願いできるかもしれません。
今回の記事では、子どもに料理のお手伝いをさせることによるメリットやおすすめのレシピなどをご紹介しました。
子どもに料理のお手伝いをお願いすることは、さまざまな学び・経験を提供することにつながります。仕事のあとやおでかけをしていた日などは、お手伝いをお願いすることが難しいことがあるかもしれません。休みの日などの時間があるときに、親子で一緒にさまざまな料理にチャレンジしてみましょう。
料理のお手伝いが、親子のコミュニケーションにつながるといいですね。
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