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子どもの健やかな成長において、「情操教育」は知育や体育と並ぶ大切な柱です。
近年では、感情や人間関係を育む「非認知能力」の重要性が注目されており、その土台を築いていくのが「情操教育」となります。
なかでも、絵本の読み聞かせや音楽とのふれあいは、感性や共感力、創造力といった“こころの力”を育てる鍵となります。
この記事では、情操教育がもたらす心の成長と、家庭でもすぐに実践できる方法を紹介します。
情操教育とは？「感じる力」を育てる学び
情操教育とは、他者を思いやる気持ちや豊かな感受性、創造する力を育むための教育です。
KIDSNA STYLEでも紹介されているように、こうした「こころの学び」は、好奇心や探究心と深く結びついています。
たとえば、絵本や音楽を通して何かに心を動かされる経験は、
「この子はどうして泣いているんだろう？」
「こんな音、どんな気持ちになる？」
といった、自分以外の誰かに思いを寄せる時間を生み出します。
こうした体験の積み重ねが、考える力や人と関わる力の土台となっていくのです。
※写真はイメージ（Adobe Stock/takasu）
絵本の読み聞かせがもたらす「こころの変化」
絵本は、美しい挿絵、リズムのある言葉、記憶に残る物語を通して、「子どものこころ」を深く揺さぶります。
※写真はイメージ（Adobe Stock/miya227）
想像力・感受性を育てる“小さな旅”
絵本を読むことは、子どもにとって物語の世界を旅すること。
登場人物の気持ちを想像したり、未知の世界にワクワクしたり…。
子どもが物語に感情移入する事で「エモーショナル・リテラシー（感情の読み取り力）」が育まれるとも言われています。
「この子は何を思ってるのかな？」
「この動物、どんな気持ちで見てるのかな？」
と、大人と一緒に考えたり振り返ったりする中で、子どもは他者の視点に立つ力を少しずつ育てていきます。
心の安心と、親子の絆を深める時間
読み聞かせの時間は、親子にとって心がふれあう特別なひととき。
親の声の抑揚や間の取り方は、子どもにとって心地よい音楽のように、安心感を与えます。
この安心感は、自己肯定感の土台となり、子どもが「自分は大切にされている」と実感できる瞬間にもなります。
※写真はイメージ（Adobe Stock/宏員 武井）
音楽が引き出す「感じる力」と「表現力」
音楽もまた、子どもの情緒を育む大切な体験です。
音・リズム・歌詞の世界にふれることは、感情を理屈ではなく「体と心で感じる」貴重な体験になります。
感情を「ことば以外」で表現できる力
歌ったり、踊ったり、手をたたいたり。
音楽に合わせて体を動かすことは、気持ちをかたちにするきっかけになります。
自分の内側にある感情を、音や動きで表現する力は、子どもの自己表現力を豊かにします。
まわりと調和する「協調性」の芽生え
合奏したり、一緒に歌をうたったり…。
誰かと一緒に音楽を楽しむ体験は、協力し合う心や周囲と調和する感覚を育みます。
これは、将来の人間関係づくりにもつながる、社会性の第一歩です。
※写真はイメージ（Adobe Stock/chihirock）
家庭でできる！絵本＆音楽体験の始め方
就寝前の「10分間絵本タイム」
寝る前の10分間、本を1冊読むだけで、心がゆったり整う時間になります。
季節や行事に合わせた絵本を選ぶと、感情や世界への理解も広がります。
音楽がそばにある暮らしを
童謡やクラシック、自然の音などを日常のBGMとして流してみましょう。
料理中、遊び中、お風呂の時間に…。生活に音楽が溶け込むことで、子どもの感性は自然に磨かれていきます。
また、歌に合わせてスキンシップを取ったり、手拍子を打つなどの「音と体の連動」は、子どもの情緒を安定させるだけでなく、リズム感・運動神経の発達にも繋がっていきます。
さらに、手作り楽器で遊ぶのもおすすめ！
音を出す楽しさを体感しながら、表現力も豊かに育ちます。
※写真はイメージ（Adobe Stock/aijiro）
おわりに：親子で楽しむ「こころの学び」
絵本の読み聞かせも、音楽とのふれあいも、特別な準備や知識はいりません。
今日からすぐに始められる、こころの教育の第一歩です。
大切なのは「正しく教える」ことではなく「一緒に感じ、楽しむ」事。
その何気ない一つひとつの時間が、やがて子どもの一生の宝になっていきます。
子どもが何かを「感じる」ことで、それがやがて「考える力」や「人とつながる力」へと成長していく－－
さあ、親子でいっしょに、“こころの時間”を楽しんでみませんか？
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各回ご予約制・人数限定ですので、お早めにお申し込みください♪
【
- 6/14（土）川越ハウジングステージ
- 6/21（土）モラージュ菖蒲ハウジングステージ
- 6/21（土）新座・朝霞ハウジングステージ
- 6/22（日）ハウジングステージ新宿
- 6/28（土）本庄ハウジングステージ
- 6/28（土）ハウジングステージ成増
- 6/28（土）所沢ハウジングステージ
- 6/29（日）熊谷ハウジングステージ
- 6/29（日）三郷ハウジングステージ
- 6/29（日）大宮北ハウジングステージ
- 6/29（日）小金井・府中ハウジングステージ
- 6/29（日）相模原・古淵ハウジングステージ
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監修：さとみ先生（萩原里実）
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保育クリエイター。「さとみ先生」として活動する、SNS総フォロワー13万人を超える保育クリエイター。保育士歴15年以上の現役保育士であり2児の母。「歌や制作で子どもたちを笑顔に」をテーマに、YouTubeやInstagramで毎日がちょっと楽しくなるアイデアを日々配信中。保育園や幼稚園で歌って踊れるオリジナル楽曲の制作活動や、イベント出演など幅広く活動している。
＜オフィシャルHP＞https://satochandayooooo.wixsite.com/hagiwarasatomi
＜Instagram＞https://instagram.com/_satomi_1029/
＜YouTube＞https://www.youtube.com/@satomisensei
＜著書＞『0・1・2歳児 保育のあそびまるごとBOOK』共著、2022年（KADOKAWA）
