【レポート】最新住宅から学ぶ!家事・安全・収納のヒント
〜子育てママ3名が体験!第2回「暮らしデザイン部」モデルハウス見学『KIDSKI発見ツアー』〜
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第2回「暮らしデザイン部」の活動として、理想の暮らしを『体験』し、その『学び』を自宅へ『持ち帰る』ことを目的とした特別なモデルハウス見学ツアー『KIDSKI発見ツアー』を実施しました。
このツアーには、子育て中のママ3名にご参加いただきました。参加者は皆、現在の住居における動線、収納、および子どもの安全確保という共通の課題を抱えています。
具体的には、非効率な家事動線、都心マンションでのモノが溢れる収納問題、そして子どものおもちゃによる生活動線の寸断が、それぞれのママが抱える具体的な課題でした。
今回のツアーでは、三井ホーム、住友林業、AQレジデンスの3社のモデルハウスを見学し、①家事動線、②収納、③子どもの安全、④家事ラク度、⑤その他の5項目について「KIDSKI発見シート」にメモを取りながら、理想の住まいを実際に体験していただきました。


※左から参加者ののりこさん、しほさん、めぐみさん
家事がはかどる動線の発見
参加者の間で特に話題になったのは、毎日のルーティンである「洗濯」と「料理」に関する動線でした。

効率的なランドリー動線
- 三井ホームのランドリースペース:洗濯機、干す場所、バルコニーが近く、全てがそこで完結する設計がよさそうと、好評でした。
- バルコニーのフラット設計:三井ホームで案内された、室内からバルコニーへの段差をフラットにできる仕様は、洗濯物を持っての出入りがスムーズになり、家事の負担が減るアイデアとして注目されました。
- 時短家電による家事ラク:参加者からは、花粉症対策や時間短縮のため、ドラム式洗濯乾燥機を利用するという声が。「畳む」と「干す」作業がなくなり、大幅に家事がラクになったという実体験が共有されました。

キッチン周りの工夫
- 目線の届くアイランドキッチン:三井ホームのキッチンで話題になったのは、調理台と一体化したカウンター。幼い子どもが遊んでいる様子を見守りながら、または子どもが近くにいても料理ができるため、とてもよいアイデアだと好評でした。
- ロボット掃除機の収納場所:キッチンの下にロボット掃除機を収納できるスペースが設けられていた点も、家事の効率化に繋がる「家事ラク」な発見として挙げられました。
- 2階リビングの利便性:住友林業のモデルハウスでは、リビング、キッチン、風呂、ランドリーなどの生活空間が2階に集約されている間取りが新鮮でした。都心では、1階を客室やプライベート空間にし、長く過ごすリビングは外からの目線が気にならない2階以上に設けるスタイルが増えているとの説明がありました。

収納の重要性と見せ方のヒント
モデルハウスの収納設備から、自宅に取り入れるための「見せ方」や「場所」のアイデアが発見されました。
- 色と「見せない収納」の活用:住友林業の浴室のように、収納やタオルなどの色を白で統一することで圧迫感をなくし、空間を広く見せる工夫が「持ち帰れるアイデア」だという声があがりました。また、「見せる収納」の考え方はごく一部のアイテムに絞り、残りは徹底的に「隠す収納」にするべきという意見で一致しました。
- ベビー用品と思い出の品:設計段階では十分だと思いがちな収納スペースも、実際にはベビー用品やおもちゃ、そして「まだ使うかも」「思い出だから」と捨てられない子どもの品々により、すぐに足りなくなるとママたちは盛り上がりを見せました。
- 玄関の広さ:マンション住まいのママからは、「ベビーカーを置くと、靴を脱ぐスペースすらなくなる」という意見も。三井ホームや住友林業で見られた土間スペースは、帰宅時にベビーカーに寝る子どもを一時的に寝かせたままにしておけるなどと好評でした。
- 成長に合わせた水回りの収納:子どもが大きくなるにつれて、リビングではなく浴室近くで着替えを済ませるようになるため、お風呂場近くの収納(下着、パジャマなど)が非常に重要であるという実用的なアドバイスもありました。

子どもの安全と住空間
子どもの安全確保についても、構造や内装などの観点からさまざまな視点が話題になりました。
- 構造による安全性の確保:住友林業の「ビッグフレーム構法」によって実現された柱のない大空間は、どこにいても子どもが何をしているか一瞬でわかり、親の目が届きやすいという点で安全だと評価されました。また、木造の優しさも注目されました。木造の床材は、足腰への負担が少なく、子どもだけでなく将来の自身の老後にも優しいという長期的な視点が参加者から提案されました。
- 階段の工夫:住友林業の階段は、段差が小さく、緩やかな傾斜になっており、万が一転倒した場合でも大事故になりにくい構造が安心感がありました。
- 脱走防止と遊び場:三井ホームの1階に設けられていたのは、高い壁があり、子どもが外に出ることはできないような作りのテラス。親の目も届きやすく、子どもの安全面も守れる遊び場所として高評価を得ました。

その他の注目アイデア
- 防音対策:三井ホームの窓は防音性能が高く、外からの騒音だけでなく、子どもの泣き声や将来的にはきょうだい喧嘩の声も外に漏れにくいなどの点も、子育て世帯にとって大きなメリットだと挙げられました。
- カーテン不要のブラインド:モデルハウスではカーテンではなくブラインドが多用されています。ブラインドは掃除の手間が少なく、子どもが引っ張っても外れる心配が少ないなど利便性がよく、ぜひ取り入れてみたいという意見が挙がりました。
- プロジェクターの活用:テレビの代わりにプロジェクターを使用することで、画面が大きく、ブルーライトの心配が少なく、かつ子どもが倒す心配もないため、安全面でも評価できると話題に上がりました。
- 賃貸併用住宅:都心で広い土地を持つ場合、自宅の一部を賃貸物件として貸し出し、家賃収入を得ながらローン返済や維持費に充てる「賃貸併用住宅」というスタイルがあることが紹介され、参加者にとって新しい気づきとなったようです。
※自由見学デイに予約し来場した方全員に、1000円分相当の食撰便をプレゼント!
リクエスト欄にKIDSKI STYLEと入力された方が対象となります。(申込期限:2025年12月14日(日)まで)
体験を通じて得られた「持ち帰れるヒント」
今回のツアーは、単に豪華なモデルハウスを「見る」だけでなく、子育て中の生活課題に照らし合わせ、「体験して語る」ことで多くの具体的な「気づき」と「持ち帰れるヒント」を得る結果となりました。特に、家事動線の最適化と、子どもの安全確保のためのオープンな空間設計(視線の確保)の重要性が再認識されました。
参加者は、モデルハウスの豪華なデザインに圧倒されつつも、「この空間に統一感をもたらすインテリアのセンス」 や「プロの設計士による動線計画」 の重要性を学び、自身の理想の暮らしに向けた具体的なイメージを持つことができたと語りました。

