「子育てに向いてないかも」と思ったら。自信を持つための乗り越え方
※写真はイメージ(Adobe Stock/kapinon)
朝からイライラしてしまったり、余裕のなさに自己嫌悪を感じたりして、「私、子育てに向いてないかも…」と思ってしまうことはありませんか?子どもを大切に思っているのに、うまくできないと感じるほど、心は苦しくなりますよね。
今回の記事では、「子育てに向いていないかも」と感じる気持ちが生まれる理由を整理しながら、「向いてない=ダメな親」ではない視点や、少し気持ちがラクになる考え方などについてご紹介します。
子育てが向いてないと感じてしまう瞬間
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子育てをしていると、ふとしたきっかけで「私、向いてないかも…」と感じてしまう瞬間があります。それは特別なことではなく、多くの親が経験する自然な心の動きです。
まずは、そんな気持ちが生まれやすい代表的な場面を見ていきましょう。
感情的に怒って自己嫌悪になる時
つい強い口調で怒ってしまい、あとから「なんであんな言い方をしたんだろう」と自分を責めてしまうことがあります。頭では分かっていても感情が先に出てしまうと、理想の親像とのギャップに苦しくなり、「向いてない」と感じやすくなってしまうでしょう。
何度言っても言うことを聞かない時
同じことを何度伝えても改善しないと、徒労感や無力感が積み重なります。「伝え方が悪いのかな」「育て方を間違えているのかも」と考え始め、自己否定につながることも少なくありません。
他の親が余裕そうに見える時
周囲の親やSNSの投稿を見て、「みんなうまくやっているのに、自分だけできていない気がする」と落ち込む瞬間があります。見えているのは一部だと分かっていても、比べてしまうほど自信が揺らぎやすくなってしまうでしょう。
一人時間がなく心がすり減っている時
休む間もなく子ども中心の生活が続くと、心の余裕が削られていきます。疲れが溜まった状態では小さなことにも敏感になり、「こんなふうに感じる私は親失格なのでは」と思ってしまうことがあります。
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なぜ「子育てに向いてない」と思ってしまうのか

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「ちゃんとできていない気がする」「他の人はもっと上手にやっているのに」など、このような思いが重なると、自分を責める方向に気持ちが傾きがちです。ですが、その感情にははっきりした理由があります。
ここでは、「向いてない」と感じやすくなる背景を整理してみましょう。
理想の親像が高すぎる
「いつも穏やか」「感情的にならない」「子どもを完璧に理解している」など、知らないうちに高すぎる理想を自分に課していることがあります。理想と現実の差が大きいほど、「できていない自分」ばかりに目が向き、向いていないという結論に結びつきやすくなってしまうかもしれません。
比較しやすい環境
SNSや周囲の親の姿は、どうしても“うまくいっている場面”が目に入りやすいものです。他人の一部と自分の日常すべてを比べてしまうことで、「私だけ大変」「私だけ余裕がない」と感じやすくなります。
睡眠不足・疲労
十分に休めていない状態では、気力も判断力も落ちやすくなります。疲れていると本来なら流せることも重く受け止めてしまい、「こんなことでしんどくなるなんて」と自分を否定する思考に陥ってしまうでしょう。
子育ての負担が一人に偏っている
育児や家事、気持ちのケアまでを一人で背負っていると、心身ともに限界が近づきます。負担が重い状態が続くと、「自分のキャパが足りないのでは」と感じやすくなり、向き・不向きの問題にすり替えてしまうことがあります。
「子育てに向いてない=ダメな親」ではない

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「向いてないかも」と感じた瞬間、つい自分を否定してしまいがちですが、その考えを少し立ち止まって見直してみましょう。子育てがつらく感じることと、親としての価値はイコールではありません。
ここからは、その不安をほどくための視点を整理します。
向き・不向きと愛情は別もの
子育ての得意・不得意と、子どもへの愛情の深さはまったく別ものといわれています。うまく対応できない日があっても、それは愛情が足りないからではありません。試行錯誤しながら悩む姿勢そのものが、子どもを大切に思っている証ともいえます。
子育ては才能ではなく「環境」と「支え」
子育ては生まれつきの才能だけで乗り切れるものではなく、周囲の支援や環境によって感じ方が大きく変わります。睡眠不足やワンオペ、相談できる人がいない状況では、誰でも「向いてない」と感じやすくなりますし、そう感じる時期があるのはとても自然なことといえます。そうした感情は、親としての価値を測るものではありません。
子育てが向いてないと感じた時はどうする?

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「向いてないかも…」と感じた時ほど、何かを変えなければと焦ってしまいがちです。でも、まず大切なのは立て直そうとすることではなく、自分を追い込まないことです。できることから少しずつ、心を守る行動を選んでいきましょう。
完璧を目指さない
毎日穏やかで、いつも正しい対応ができる親でいようとすると、心はすぐに限界を迎えてしまいます。子育てに「常に正解」はなく、うまくいかない日があるのは当たり前です。今日はできたことが一つあれば十分、とハードルを下げてみましょう。
助けを求める
一人で抱え続けるほど、「向いてない」という気持ちは強くなります。家族や友人、支援サービスなど、頼れる先があることは甘えではありません。助けを借りることは、子どもを大切にするための行動ともいえるでしょう。
自分を責めるのを止める
イライラした後や落ち込んだ時、「またダメだった」と自分を責めていませんか。その自己否定は、問題を解決するどころか疲れを増やしてしまいます。「今日は大変だった」と事実を認めるだけでも、心が少し軽くなるかもしれません。
休む・距離を取る選択もOK
どうしても苦しい時は、少し休む、物理的・心理的に距離を取る選択もあっていいでしょう。離れることは逃げではなく、回復のための時間です。親が整うことで、また向き合える余白が生まれるかもしれません。
子育てがつらい時は、誰かに頼っていい

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子育てがつらく感じる時、「自分で何とかしなきゃ」と抱え込んでしまう人は少なくないでしょう。でも、限界を超えてまで一人で頑張る必要はないのです。支えを借りることは、状況を良くするための大切な選択肢といえます。
身近な人や第三者に頼るという選択
つらさを感じたとき、まずは家族や友人など、信頼できる人に気持ちを話してみるのもいいかもしれません。「話すほどのことじゃない」と思うようなことでも、口に出すことで心は軽くなります。
身近な人に頼りづらい場合は、自治体の相談窓口や子育て支援センター、専門の相談サービスなど、第三者の力を借りるのも有効です。立場の違う人だからこそ、安心して本音を出せることもあります。
「限界のサイン」を見逃さないために
イライラが続く、何をしても楽しくない、涙が出やすいなどは、心が疲れ切っているサインかもしれません。「もう少し頑張れば」と無理を重ねるほど、回復には時間がかかってしまいます。相談することは弱さではなく、自分と子どもを守るための行動です。つらさに気づいた時点で、誰かにつながることを自分に許してあげましょう。
【まとめ】「子育てに向いてない」と感じるあなたへ伝えたいこと

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今回の記事では、「子育てに向いていないかも」と感じる気持ちが生まれる理由を整理しながら、「向いてない=ダメな親」ではない視点や、少し気持ちがラクになる考え方などについてご紹介しました。
子育てが向いてないかもしれない、と感じる瞬間は決して珍しいものではありません。多くの親が、余裕を失ったときや思うようにいかない日々の中で、同じような気持ちを経験しています。それは、子育てを軽く考えているからでも、愛情が足りないからでもありません。
「向いてないかも」と悩むほど、あなたは子どもと真剣に向き合い、より良い関わり方を探そうとしているといえます。その姿勢自体が、親として大切なことをちゃんと持っている証です。もし今、心も体もいっぱいいっぱいなら、それは休むべきタイミングなのかもしれません。少し立ち止まり、頼れるものに頼りながら、また向き合える余白を取り戻していきましょう。