赤ちゃんを「賢い子ども」に育てるための環境とは?知っておきたいポイントを紹介
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赤ちゃんを「賢い子ども」に育てるための環境とは?知っておきたいポイントを紹介

画像1-2※写真はイメージ(gettyimages/Sasiistock)

さまざまな幼児教育がある中で、どのような環境にしたら賢い子どもに育つのか気になっているママやパパも多いのではないでしょうか?賢い子どもに育てるためには、赤ちゃんの脳の発達について知っておく必要があるようです。今回の記事では、赤ちゃんの脳の発達の流れや賢い子どもに育つための家庭環境のポイントなどをご紹介します。

赤ちゃんの脳と環境の関係

赤ちゃんの脳は生まれてから急速に成長し、3歳までに約90%ができあがるといわれています。そのため、この3年間は知能や感情の基礎が築かれる重要な時期です。赤ちゃんの時期の家庭環境は、将来の知能や学習能力に大きな影響を与えるといえるでしょう。

それでは、どのような環境が赤ちゃんの脳に良い影響をあたえるのでしょうか?赤ちゃんの脳の発達段階に合わせて、ポイントをご紹介します。

安心感と愛情たっぷりの環境

画像2-2※写真はイメージ(gettyimages/Sasiistock)

赤ちゃんが安心して成長できる環境は、知能の発達に欠かせません。親など特定の人との愛情たっぷりのスキンシップや、頻繁なコミュニケーションを通じて、赤ちゃんは愛情を感じ、情緒が安定します。

両親などの特定の人とのコミュニケーションを通じた心理的な絆を、愛着形成といいます。愛着形成は、赤ちゃんがこの先生きていく上で必要な安心感や信頼感、発達の土台になるものといわれています。愛着形成が行われることで、子どもにとって家庭が安心できる基地になり、さまざまなことに好奇心を持ってチャレンジする勇気を持った子どもになるといわれています。その結果、脳の発達が促進され、学習能力も高まるようです。

たくさんの言葉に触れられる環境

言語の発達は、赤ちゃんの知能に大きく影響します。ママやパパなどの周囲の大人が積極的に話しかけることで、赤ちゃんは言葉を覚え、コミュニケーション能力が高まるといわれています。まだおしゃべりのできない赤ちゃんですが、子育ての中でママやパパから赤ちゃんの顔を見てたくさん声をかけてみましょう。具体的にママやパパができることとして、以下のようなことをすることで語彙力が豊かになるといわれています。

  • 赤ちゃんにたくさん話しかける
  • 絵本の読み聞かせをする
  • 歌を歌って聞かせる

この他にも、赤ちゃんの言葉を真似することでコミュニケーションの楽しさを伝えられるようです。赤ちゃんに話しかけたり、絵本を一緒に楽しんで、たくさんの言葉に触れさせてあげましょう。

生活リズムが整っている環境

画像3-2※写真はイメージ(gettyimages/Sasiistock)

規則正しい生活リズムは、赤ちゃんの安心感を高めます。毎日同じ時間に食事を与えたり、寝かしつけたりすることで、赤ちゃんは生活のリズムを覚えます。これにより、赤ちゃんは安心感を持ち、好奇心を持って新しいことに挑戦できるようになります。

脳は寝ている間に発達するため、赤ちゃんの育脳においても重要なのは。早寝早起きを心がけることのようです。生まれたばかりの赤ちゃんは、1日のほとんどを寝て過ごします。生後3カ月頃になると昼夜の区別がつくようになり、生後6カ月頃になると、7~8割の睡眠を夜間に取るようになります。赤ちゃんのうちから、早寝早起きができるよう生活リズムを整えましょう。厚生労働省の資料によると、乳幼児期の睡眠習慣はママやパパの睡眠習慣に影響されやすいとされています。大人の生活リズム優先ではなく、赤ちゃんの睡眠時間を確保することを優先して、生活リズムを整えることが重要なようです。

出典:「未就学児の睡眠指針」/こども家庭庁

出典:「健康づくりのための睡眠ガイド2023」/厚生労働省

赤ちゃんの脳への刺激を意識した環境

生まれてから1歳までの乳児期は、とても大きな成長が見られる1年間です。これまでママのおなかの中にいた赤ちゃんは、自分を成長させるために日々多くの情報を得てさまざまなことを学ぼうとしています。そして、得た情報はスポンジのように吸収していきます。赤ちゃんの脳に刺激を与えられるよう、五感を刺激することができる環境を意識してみましょう。

低月齢のうちは、未発達の赤ちゃんの視力でも見られる色鮮やかなおもちゃや絵本、音楽、香りなど、五感を刺激するアイテムを日常生活に取り入れることで、赤ちゃんの好奇心を引き出し、知的発達を促します。

離乳食が進むころには、積極的に手づかみ食べを取り入れてみましょう。手づかみ食べをすることで、赤ちゃんの手指の発達や五感への刺激が促されるといわれています。

さらに月齢が進んだら、安全に配慮した上で、自由に動き回れるスペースを確保しましょう。赤ちゃんは探索心を育て、自ら学ぶ力を身につけることができるでしょう。

自然に触れられる環境

画像4-2※写真はイメージ(gettyimages/Sasiistock)

植物や生き物などに触れられる自然の中での活動は、赤ちゃんの育脳に良い影響を与えるといわれています。1カ月健診を終えて外出できるようになったら、抱っこ紐やベビーカーで公園などに外出してみましょう。赤ちゃんは自然の音や香り、触感を体験し、五感に多くの刺激を与えるでしょう。かわいらしい花や動物のおもちゃで遊ぶことも良いですが、本物の植物や生き物に触れることで、心身のバランスが取れた成長が期待できるようです。

赤ちゃんを賢くするには愛情と刺激が重要

昨今さまざまな幼児教育がある中で、悩んでいるママやパパも多いのではないでしょうか?今回の記事では、赤ちゃんの脳の発達の流れや賢い子どもに育つための家庭環境のポイントなどをご紹介しました。

赤ちゃんの脳を発達させ、賢い子どもに育てるためには、愛情たっぷりの環境と五感に刺激を与えられる環境の2つが大切なようです。赤ちゃんは、おしゃべりはまだできませんが、ママやパパとコミュニケーションを取ることが大好きです。積極的に声をかけて、赤ちゃんの成長に合わせた適切な環境を整えることで、赤ちゃんの知能と感情がバランス良く発達するといえるようです。安心して学び、成長できる環境が、将来の賢さを育む鍵となるでしょう。

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