※写真はイメージ(gettyimages/Sasiistock)
子どもの成績に良い影響を与える家庭環境とは?ポイントを紹介
※写真はイメージ(gettyimages/Sasiistock)
子どもの成績を上げるために、家庭環境をどのように整えたらいいのか悩んでいるママやパパもいるのではないでしょうか?今回の記事では、子どもの成績に良い影響を与える家庭環境についてご紹介します。子どもの学習場所や本棚はどこがいいのか、子どもの成績に良い影響を与える保護者の行動などについて、ママの体験談も併せてご紹介します。
子どもの成績に良い影響を与える家庭環境のポイント
まずは、子どもの成績に良い影響を与えるための、家庭環境に関するポイントを4つご紹介します。ママやパパの体験談もお伝えしますので、子どもの学業成績や学習環境で悩んでいる保護者の方必見です!
小学校低学年のうちはリビング学習
「学業成績の良い子、頭の良い子はリビング学習をしている」という話を聞いたことがある保護者の方もいるのではないでしょうか?
特に、小学校低学年までは親の目が行き届くリビングで学習する習慣があると、子どもの成績に良い影響があるようです。リビング学習をすることで、子どもの学習内容の確認ができて、親子のコミュニケーションにもつながります。親子でコミュニケーションをとりながら、開放的な空間で家庭学習するということが、子どもの学業成績に影響を及ぼすようです。
30代ママ:
「子ども部屋がほしいといわれるまでは、リビング学習をしています。勉強の進捗具合やクラスであったことなど、親子のコミュニケーションをとることにもつながっています」
リビングと子ども部屋の動線
小学校低学年のリビング学習を行う場合も、思春期を迎え子ども部屋で1人で勉強をする場合もリビングと子ども部屋の位置に配慮が必要です。帰宅後、リビングを通らずに子ども部屋に入れてしまう場合は、親子間のコミュニケーション不足につながったり、勉強に取り掛かるまで時間がかかってしまうことがあるようです。
学校から帰ってきてからの子どもの動線をイメージして、子どもの学習環境を整えてあげましょう。
40代ママ:
「家を建てるときに、リビングの隣が子ども部屋になるようにしました。今では、学校から帰ってきて子ども部屋に荷物を置いたら、リビングで宿題をするという動きがルーティンになっています」
リビングにも本棚を
※写真はイメージ(gettyimages/Sasiistock)
本を読むことで、勉強するときにベースとなる語彙力や読解力を養うことができます。
成績が良い子の家の特徴の一つに、リビングに本棚があるということがいえるようです。すぐ本が手に取れるような場所にあるということがポイントのようです。リビングに本棚を置くことで、リビングが雑然と見えるのが気になる……というママやパパもいるでしょう。子どもの成績に良い影響を与えるためにも、親子で一緒に読書を楽しむ習慣をつくるのもいいかもしれません。
40代ママ:
「子どもが好きな絵本をすぐ手に取れるようリビングに本棚を置いています。読みたいときに読めるので、小学校入学後も読書習慣が身についています」
テレビやゲームの置き場所に注意
勉強をするスペースから手の届く場所にテレビやゲームを置かないようにすることも重要なポイントのひとつのようです。テレビやゲームは、子どもだけでなく大人でも手の届く場所にあったら、つい誘惑に負けてしまう人もいるでしょう。子どもが集中して勉強できるよう、気が散るようなものを学習環境の中に置くことは避けましょう。
また、子ども部屋にテレビやゲームを設置する場合は、子どもが部屋にこもりがちになる可能性もあるため、設置する場所や使うときのルールは親子で話し合う必要があるかもしれません。
30代ママ:
「学校から帰ってきたらすぐに宿題をするように声をかけています。ゲームやテレビはルールを決めて、勉強のときは視界に入らないようにしています」
子どもの成績に良い影響を与える保護者のポイント
次に、子どもの成績に良い影響を与える保護者の行動に関するポイントを4つご紹介します。こちらもママの体験談を交えてお伝えします。子どものやる気が引き出せるような環境づくりができるといいですね。
規則正しい生活のサポート
※写真はイメージ(gettyimages/Sasiistock)
保護者の就労状況や家庭の事情によっては、規則正しい生活が難しい場合もあるかもしれませんが、早寝早起きや栄養バランスの良い食事などのサポートは子どもの成績に良い影響をもたらすようです。
規則正しい生活を完璧に行うことは難しいかもしれませんが、できることからはじめてみましょう。
40代ママ:
「子どもの塾通いが始まって、就寝時間がかなり遅くなっていました。塾があった日の就寝時間を決めて、逆算してお風呂や夕食を済ますようにしました」
ポジティブなコミュニケーション
子どもの成績に良い影響を与える保護者の行動のひとつとして、ポジティブなコミュニケーションがあるようです。
子どもがお茶や牛乳が入っているコップをひっくり返してしまったとき、どのような声をかけますか?「ダメ!」と責めるようなネガティブな言葉ではなく、「一緒に片付けよう」と声をかけて、片付けられたことに対して「ありがとう。きれいに片づけられたね」などのポジティブなコミュニケーションを心がけましょう。
親とポジティブなコミュニケーションをとってきた子どもは自己肯定感が高く、いざというときに自分の力を信じて目標に向けて頑張ることができます。
40代ママ:
「子どもを注意したくなってしまう場面でも、一呼吸置いてなるべくポジティブな声かけができるようにしています」
リビングを居心地の良い空間に
リビングは家族で過ごす大切な場所です。リビングを明るく居心地の良い場所にすることで、子どもの成績に良い影響を与えることができるようです。
なお、明るく居心地の良い場所とは、適度に掃除がされていて子どもが過ごしやすい空間であることをいうようです。あまりに清潔にしすぎたり、物を少なくしてしまうと、子どもにとって居心地の良い場所とはいえなくなってしまうようです。子どもがリラックスしてリビングで過ごしているかどうか、様子を見てみましょう。
40代ママ:
「家族で過ごす時間が長いリビングは、特に子どもにとって居心地の良い場所になっているか気を配っています。家族のコミュニケーションが取れるよう、学校で作ったものや描いたものはリビングに置いています」
親も自己研鑽している
子どもの学力のため、さまざまなサポートをすることももちろん重要ですが、保護者自身が自己研鑽しているということも子どもの成績に良い影響を与えるようです。自己研鑽するものは、仕事に関することだけでなく、趣味に関することの学びを深めたり、スキルアップしたり、資格の勉強をしている姿を見せることも効果的のようです。
「自分だけじゃなくて、ママやパパも頑張っている」と子どもが感じることで、学ぶことの楽しさや努力することの重要性を学ぶことができるようです。
30代ママ:
「子どもにいつも『勉強頑張れ!』と伝えるだけでなく、母である私自身が社内の昇格試験の勉強をしている姿を見せるようにしました。『ママも頑張ってるね!』といってくれてお互いに勉強の励みになりました」
子どもの学力アップのためにできることから
※写真はイメージ(gettyimages/Sasiistock)
今回の記事では、子どもの成績に良い影響を与える家庭環境についてご紹介します。子どもの学習場所や本棚はどこがいいのか、子どもの成績に良い影響を与える保護者の行動などをご紹介しました。
家庭や住宅の状況によって、今回ご紹介したポイントをすべて行うことは難しいかもしれません。子どもの成績に良い影響を与えるために、まずはできるものから取り組んでみましょう。特に、保護者の行動に関するポイントは、明日からさっそく取り組めるものがあるかもしれません。子どもの成績や子どもとの関係性に良い影響があるといいですね。
KIDSKI STYLEでは、今後も「暮らし」と「子育て」に関する情報を発信していきます。日々の暮らしにお役立てください。